5年ぶりに静音設計をリニューアル!打鍵音を通常モデルより90%低減し、しっかりとした打鍵感を実現した静音キーボードを新発売
自分のHHKBは譲り受けてから8年になるんですが、打鍵音がうるさくて困ったことは一度もありません。それでも、Web会議中にこちらの音を拾われるのは気にしていて、今は会議のときだけソフトウェアキーボードを使う日もあります。エレコムから、打鍵音を90%低減したという静音キーボードが発表されたので、どういう設計なのか見てみました。
発表の内容
エレコムが、静音設計を5年ぶりに刷新したキーボードを8月下旬から発売します。製品名は「TK-FBM119SK」シリーズと「TK-FBM120SK」シリーズ。それぞれに無線モデル(Bluetooth)と有線モデルが用意されていて、配列はJIS(日本語)のみです。希望小売価格は発表されていませんが、公式ストアでの販売価格が記載されていて、無線モデルが3,608円、有線モデルが2,948円とのことです。
スペック
主なスペックを表にまとめます。価格以外は公式発表の情報です。
| 項目 | TK-FBM119SK(無線) | TK-FBM120SK(有線) |
|---|---|---|
| 接続方式 | Bluetooth 5.3 | USB(Type-A) |
| 配列 | 日本語109キー | 日本語109キー |
| キー構造 | メンブレン | メンブレン |
| キーストローク | 2.5mm | 2.5mm |
| キーピッチ | 19mm | 19mm |
| 電源(無線) | 単4電池×2本 | — |
| 対応OS | Windows、macOS、ChromeOS、iOS、iPadOS | Windows、macOS、ChromeOS |
| 本体サイズ | 約441.5×127.0×21.5mm | 約441.5×127.0×21.5mm |
| 重量 | 約454g(電池含まず) | 約426g |
| 販売価格 | 3,608円 | 2,948円 |
キーストロークは2.5mmで、一般的なパンタグラフ式より少し深い設定です。発表では「しっかりとした打鍵感」と表現されています。
静音化の仕組み
今回のモデルでは、キーを押したときの底打ち音と、離したときの戻り音の両方を抑える設計になっているそうです。具体的には、キーの底面とキートップの裏側にシリコン素材を追加して、接触時の衝撃を吸収する仕組みとのこと。これで通常モデルと比べて打鍵音を90%低減したと説明されています。
ただし、「通常モデル」が何を指すのかは明記されていませんでした。おそらく自社の静音設計なしのメンブレンキーボードとの比較だと思いますが、測定条件も書かれていないので、どの程度の音量なのかは実物を触らないと判断できないところです。
Web会議中の打鍵音が気になる環境だとどうか
自分の場合、HHKBの打鍵音そのものは気にならないんですが、Web会議中にマイクが拾うかどうかは別の話です。いまは会議中だけソフトウェアキーボードで逃げているので、正直なところ静音キーボードへの切り替えを真剣に検討したことはありません。
ただ、このモデルは無線でも有線で使える選択肢がある点は評価できます。HHKBで8年使って一番痛感したのは、無線専用モデルの不安定さでした。有線モデルなら接続トラブルの逃げ道があるので、そこは安心です。
一方で、自分の環境だと引っかかる点もいくつかあります。
まず、Mac と Windows の両方で使うことを前提にしているんですが、発表にはOS切り替えの方法が書かれていませんでした。Bluetooth接続で複数デバイスに対応しているとは書いてありますが、ペアリングの切り替えがワンタッチでできるのか、それとも毎回設定から入り直すのかが分かりません。
それから、肩を開いて打てる分離型キーボードへの関心が強いので、一体型のフルサイズ109キーは今の自分の方向性とは少しずれています。幅が約442mmあるので、肩幅より広い位置でマウスを使うことになりそうです。
打鍵感については「しっかりとした」と書かれていますが、自分はHHKBの静電容量無接点方式に慣れているので、メンブレンに戻ったときの感触が想像できません。キーストローク2.5mmという数値だけでは判断材料が足りないです。
価格帯としては、無線モデルで3,608円なら手を出しやすい範囲だと思います。ただ、8年使えているものがあるので、いま自分が求めているのは「静音化」より「分離型」と「有線対応」です。この製品は有線モデルがあるのは良いんですが、分離型ではないので、自分の環境だと優先順位は高くありません。
Web会議中の打鍵音を本気で抑えたい人には合いそうです。特に、チャットサポートや文字起こしなど、会議中に大量にタイピングする仕事をしている人には刺さるかもしれません。
出典
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001517.000026881.html
出典: エレコム株式会社