なぜ、充電器に「液冷」なのか--新たな冷却技術を搭載したMagFlow Pro誕生
充電器に液冷という組み合わせに、正直なところ最初は「そこまでするものなのか」と思いました。ただ、今使っている100W充電器が夏場にかなり熱くなる経験があるので、高出力化が進むなかでは避けられない話なのかもしれません。UGREENが独自の液冷技術を搭載した充電器「MagFlow Pro」シリーズを発表しました。
発表の内容
UGREENが発表したのは、液冷技術「AirLiquid Cooling™」を搭載した充電器シリーズ「MagFlow Pro」です。ラインナップは65W・100W・140Wの3モデルで、2026年10月1日から順次発売されます。希望小売価格は65Wモデルが5,980円、100Wモデルが8,980円、140Wモデルが10,980円です(発表時点)。
プレスリリースによると、この液冷技術は従来のファンレス設計では対応しきれない高出力充電時の発熱を抑えるために開発されたもので、冷媒を封入したヒートパイプ構造を採用しているとのことです。
スペック
| 項目 | 65W | 100W | 140W |
|---|---|---|---|
| 最大出力 | 65W | 100W | 140W |
| ポート構成 | USB-C × 2 | USB-C × 2, USB-A × 1 | USB-C × 3 |
| 単ポート最大 | USB-C: 65W | USB-C: 100W | USB-C: 140W |
| 2ポート同時 | C1: 45W + C2: 20W | C1: 65W + C2: 30W | C1: 100W + C2: 40W |
| 3ポート同時 | - | C1: 45W + C2: 30W + A: 18W | C1: 65W + C2: 45W + C3: 20W |
| サイズ(mm) | 56 × 56 × 30 | 66 × 66 × 33 | 75 × 75 × 35 |
| 重量 | 約120g | 約180g | 約240g |
| 冷却方式 | AirLiquid Cooling™ | AirLiquid Cooling™ | AirLiquid Cooling™ |
発表では「従来のファン冷却と比べて静音性が高く、同クラスの空冷式と比べて表面温度を最大15℃抑制」と説明されていますが、比較対象が自社の従来モデルなのか他社製品なのかは明記されていませんでした。
2台持ち歩く自分からどう見えるか
自分が一番知りたかった「2台同時に挿したときの分配」が、きちんと公表されているのがまず良いと思いました。今使っている付属の充電器は単ポートなので、2台持ち歩くときは2個持つしかなく、それが荷物の重さの大部分を占めています。
100Wモデルだと、2ポート同時で65W + 30Wという分配です。自分のWindowsノートは100W給電仕様ですが、実際には65Wでも充電しながら作業できているので、この分配なら仕事用のMacBook Airと同時に挿せそうです。仕事用は30Wで十分なはずなので、出力の大きいほうにWindowsを挿せば問題なさそうに見えます。
重量は180gで、今持ち歩いている付属の充電器2個分よりは確実に軽くなります。サイズは66mm角とのことで、ポケットには入らない大きさですが、2個持つよりは荷物の体積が減るのは間違いありません。
液冷という仕組みについては、発表を読んでも内部構造の詳細までは分かりませんでした。ヒートパイプに冷媒を封入しているとのことですが、どのくらいの期間で冷媒が劣化するのか、メンテナンスフリーで何年使えるのかは書かれていません。自分はHHKBを8年使っている経験があるので、充電器も長く使えるかどうかは気になるところです。この点は実物が出てから、ユーザーの使用報告を見ないと判断できないと思います。
表面温度が15℃抑えられるという説明については、夏場にカバンの中で充電器が熱くなる経験があるので、魅力的ではあります。ただ、比較対象が何なのかが明記されていないので、どの程度の改善なのかは発表からは読み取れませんでした。
ポート構成で見ると、100Wモデルには USB-A が1つ付いています。自分の環境では USB-A を使う機器がほとんどないので、むしろ140Wモデルのように USB-C を3つ並べてくれたほうが将来性がある気がします。とはいえ、価格差が2,000円あるので、出力が足りるなら100Wモデルで十分という判断になりそうです。
唯一引っかかるのは、ケーブルが付属するのかどうかが発表に書かれていなかった点です。充電器本体だけなのか、USB-Cケーブルも同梱されるのかで、初期費用が変わってきます。今使っているケーブルは付属品なので、買い替えるなら一緒に見直したいところではあります。
出典
株式会社ユーグリーン・ジャパン プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000081071.html
出典: 株式会社ユーグリーン・ジャパン